ブログ

「トレンデレンブルグ歩行=中臀筋筋力低下」はやめましょう。

脊柱の分節性も関わってくる

s__19963962

養成学校時代からよく耳にする異常歩行の1つである「トレンデレンブルグ歩行」。

患側ミッドスタンスで遊脚側の骨盤が落ちこみ体幹も遊脚側に動揺する歩行です。

実際に臨床でも脊柱管狭窄症や変形性股関節症など様々な疾患の歩行で見られます。

では、トレンデレンブルグ歩行の原因は何なのでしょうか?

中臀筋の筋力低下?

股関節の外転制限?

原因は様々ですが、股関節の可動域訓練や中臀筋の筋力訓練など股関節に介入しても改善しないことが多々あります。

一つの要因ですが、「脊柱」に問題があることが臨床上、多くあります。

このとき、脊柱の分節的な運動が可能かどうかがとても重要になってきます。

脊柱の分節的な運動ができない場合、脊柱は一塊となってしまうため、上半身重心はより遊脚側に移動し、中臀筋の収縮モーメントが大きくなってしまいます。 

分節的な運動ができると上半身重心の移動量は現象するため中臀筋の収縮モーメントはより小さくて済みます。

評価は脊柱の可動性?頚椎、胸椎、腰椎レベルで運動が可能か?多裂筋の筋緊張?などがあります。

脊柱の分節的な運動には脊柱の柔軟性や多裂筋などの単背筋群の収縮が必要になります。

アプローチの例は四つ這いでの頚椎、胸椎、腰椎の文節的な運動や脊柱のモビライゼーション、単背筋群のリラクゼーションなどが考えられます。

『疾患別アプローチ』『リハビリテーションガイドブック』などの本にはトレンデレンブルグは股関節疾患に分類されます。

しかし、トレンデレンブルグ歩行は股関節の問題だけでなく脊柱の分節性の低下が問題となっている可能性があります。

そのほかにも、疼痛や足関節可動域低下や噛み合わせの問題など筋骨格系に限らず様々な要因が考えられます。

トレンデレンブルグ歩行=股関節という固定概念を捨て、考えられる要素を推測しながら臨床を行うことで、一人一人に合った治療法を見つけることができます。

ぜひ臨床の参考にしてみてください。

 

《セミナー情報》
①『スポーツ理論から学ぶ局所から全体へ -全体の連動性を評価して運動療法に繋げる-』(東京開催)←セミナー詳細をクリック!!

・日時:3/12(日)10:00〜16:00
・講師: 菅井 謙介(RIOS栃木県支部代表、RIOS野球専門トレーナー)
・定員:30名 ※学生はお得な学割料金あり!

3/12(日)
『局所から全体へ-全体の連動性を評価して運動療法に繋げる-』
申し込みボタン

 

②『学校では教えられなかった触診の基礎とテクニック』(福岡開催)←セミナー詳細をクリック!!

・内容:触診上達のために必要な考え方、触れる前の準備、クライアントの緊張を高める不快なタッチとは、基本的な触れ方、筋肉・骨・内臓の触診
・日時:3/18(土)11:00~15:30
・講師:加藤 秀和(臨床の学校 代表 理学療法士)
・定員:25名

3/18(土)
『学校では教えられなかった触診の基礎とテクニック 』
申し込みボタン

 

③『全体から局所を見る筋膜連鎖アプローチ』(福岡開催)←セミナー詳細をクリック!!

・内容:筋膜とは、筋膜の触診、筋膜を考慮した全身の捉え方、姿勢制御アプローチのための体の捉え方、下肢筋筋膜経線を利用したアプローチ
・日時:3/19(日)10:00~15:30
・講師:加藤 秀和(臨床の学校 代表 理学療法士)
・定員:25名

3/19(日)
『全体から局所を見る筋膜連鎖アプローチ』
申し込みボタン

 

④『触診上達理論〜触診スキルアップの考え方〜』(東京開催)←セミナー詳細をクリック!!

・内容:骨盤帯の骨・筋・靭帯・動脈・神経の触診(仙骨・恥骨・坐骨・股関節・仙結節靭帯・腸骨筋・大腿筋膜張筋・梨状筋・スカルパ三角など)、触診上達のための考え方、解剖学的知識の確認、骨・靭帯・筋の触り分け方、感覚を磨くための鍛錬方法、ポジショニング・体の使い方
・日時:4/9(日)10:00〜16:00
・講師:押川 武将先生(東馬込しば整形外科 理学療法士)
・定員:25名 

4/9(日)
『局所から全体へ-全体の連動性を評価して運動療法に繋げる-』
申し込みボタン

 

blog_botan1
blog_botan2
blog_botan3

 

触診セミナーテキスト 無料プレゼント

fullsizeoutput_26bc

過去に開催された「触診セミナー」のテキストを特別プレゼント!(このプレゼントは予告なく終了することがあります)
触診セミナーテキスト
無料プレゼントご希望の方はこちら

 

関連記事

  1. 内臓も可動域制限の要因となる
  2. 仙腸関節の運動学をイラスト付きでサクッと学ぶ。
  3. 歩行の一歩目は神経回路が異なる〜運動連鎖と神経制御の視点〜
  4. 触診が上達するための〝ちょっとした〟考え方
  5. 歩行に変化を出すには
  6. 肩甲上腕リズムの破綻はなぜ起こるのか
  7. 【評価】もう一度確認しておきたい!姿勢評価に必要な「質量中心」の…
  8. 脳血管障害における姿勢・動作の再構築と運動療法

最近の記事

PAGE TOP