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大脳基底核と運動制御の関係

ヒトの身体では、座位や立位、歩行など様々な場面で運動制御が起こっています。

また、運動を実施する数m秒前にも姿勢制御が起こります。

この運動制御には内的運動制御外的運動制御があります。

内的運動制御は網様体脊髄路を主として伸展反射や姿勢反射に関与します。

前皮質脊髄路の側枝が脳幹へ作用し両側の体幹や上下肢近位筋の運動の伝導路となります。

外的運動制御は外皮質脊髄路が主であり、体側の上下肢遠位筋の運動制御に関与します。

運動制御にはこの2つのバランスが重要で大脳基底核が関与します。

ーー大脳基底核の運動制御への働きは以下の通りです。

①運動プログラムの生成:大脳皮質運動野(4野や6野)−被殻−小脳内側による運動ループと前頭前野−尾状核−小脳外側による認知ループにより状況に即した運動プログラムを生成する。

②姿勢制御プログラムの実行:大脳皮質・脳幹への脱抑制により網様体脊髄路の活動を促通します。6野で生成されたプログラムが脳幹へ投射され網様体脊髄路により姿勢制御が行われる。

③随意運動の実行:一次運動野への脱抑制により6野で生成されたプログラムが4野へ投射され外皮質脊髄路が働き随意運動が行われる。

このように大脳基底核が働くことで適切なタイミングや運動強度で運動が実施されます。

つまり大脳基底核は運動の時間的・空間的な協調活動を調節しています。

脳卒中患者さまに時間的・空間的な協調活動を促すためには運動療法による再学習が必要です。

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