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仮説の証明

触る技術、考える思考力、診る洞察力

リハビリを始めるときは、病態を把握した後に、姿勢や動きを観察し介入を始めていきます。この時の観察内容は結果であり、その結果から原因を探求していくための逆算を行っていきます。

たとえば、歩行時に膝折れが起きていた場合、四頭筋のMMTを行い、筋力がどれくらいあるのか調べます。単なる筋力低下であれば、四頭筋の筋力強化を行うことで、膝折れはしなくなるはずです。

しかし、歩行時に膝折れを起こす方でも階段昇降は行えるという方もいらっしゃいます。

大腿四頭筋の筋力低下があれば、大腿四頭筋が関与する動作で膝折れや、もしくはそれに類似した現象は起きるはずですが、臨床上、膝折れを起こすほどの筋力低下はあまりなく、保たれている方が多いです。

そのような場合、筋力低下ではなく、ある動作において筋発揮ができていない身体状態にあるということになります。

数ある理学療法の検査は動作における筋発揮が起こる条件とは異なります。

そこで必要なのは、観察の段階でいかに仮説を立てられるかです。

歩行障害が起きていると言っても、その要因は、筋力低下以外にも協調性障害や筋緊張異常、他部位との関連性など多くの要因が重なり、運動の出現パターンは決定されています。

筋力低下をきたしてしまう病態なのか、筋発揮が起きにくい身体状態なのか判断するためには、観察レベルで正確に考察できることが求められます。

姿勢や動作を観察し、認められた現象に仮説を立てられることで、他の評価を活かせることができます。

触る技術、考える思考力も必要ですが、診る洞察力も大切です。

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