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上腕二頭筋と上腕三頭筋の共同

筋を効率的に働かせるために

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筋は運動学的な役割から動筋拮抗筋共同筋の3つに分類されます。

運動学習や動作につなげるために重要な「共同筋」という概念。

共同筋は概念が広く、やや混乱していますが広い意味ではひとつの運動に参加するすべての筋のことをいいます。



例えば、
ものを持ち上げる為に肘を曲げる動作において、上腕二頭筋が主動作筋として働きますがその拮抗筋である上腕三頭筋も働きます。

上腕二頭筋は肘を屈曲させる作用と肩を屈曲させる作用を持っています。

肘を曲げて物を持ち上げるという行為において、
肘・肩を同時に屈曲させることは、上腕二頭筋の最大短縮を必要とするため非効率的な筋収縮となります。

上腕三頭筋が働き上腕骨を伸展方向へ引くことで上腕二頭筋近位部が伸張され、遠位部が収縮します。

これによって上腕二頭筋と上腕三頭筋の相対的な筋長の変化がなくなり効率的に筋収縮を起こすことができます。

このように肘関節屈曲という動作に対して、上腕三頭筋と上腕二頭筋が共同筋として働きます。

関節を効率的、円滑に運動させるために共同筋が作用します。

筋力増強訓練は何のためにやっていますか?

動作や運動につなげるためであり、それには、関節を効率的に運動させることが求められます。

共同筋という視点を持つことで運動療法の幅が広がり、より動作につながりやすいアプローチが可能となります。

《セミナー情報》
『運動連鎖に基づく姿勢・動作分析からの治療展開』
・第1回 10/23(日)10:00~16:00
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内容:基礎バイオメカニクス、運動連鎖、姿勢・動作に影響する要因、触診
・講師:
中村 祐太先生(東馬込しば整形外科リハビリテーション科主任 理学療法士)
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・11/20(日)10:30〜16:30
・講師:
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