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【触診】関節可動域のエンドフィールを見極める触診の極意

臨床力に大きく影響する触診能力

ある人は「姿勢が問題だ」といい、ある人は「筋力が問題だ」という。

セラピストは「自分自身の感覚と知識の中での解釈」でしか患者さんの状態を把握できません。

つまり、感覚知識は臨床力に大きく影響してきます。

考えてみれば当たり前ですよね。触診能力とは、いわば触覚による気付きを他の情報と統合し言語で解釈したものです。

『この位置にあるこの硬い感触でこの形状の物は….小転子だ!』

という具合に、感覚的な気付きに他の情報を加味しながら認識していくのです。

“認識できるかどうか?”

それよって臨床が大きく変わります。分かる人には「そこにあるもの」として存在し、分からない人には「そんなものはない」となってしまうのです。

動作分析や触診能力も同様に、その能力を高めることで初めて見えてくる問題というものがあります。

そこに問題を見出せなければ、そもそも治療の必要性はありません。

つまり、触れるだけではなく「認識できること」で初めて治療の必要性が出てくるのです。

エンドフィールの抵抗感が示す重要なサイン

関節の他動運動や関節可動域を測る際、どのようなことを考えていますか?何も考えずに淡々と行っているセラピストも多いのではないかと思います。

しかし、意識して他動運動や関節可動域の計測を行うことでさまざまな情報を得ることができます。

まず、エンドフィールの抵抗感から得られる情報が重要な手掛かりとなります。

エンドフィールはその抵抗感から3つに分けられます。 

①骨性
骨と骨が当たることで生じる最終域感

②関節包性
靭帯や関節包が伸張されることで生じる最終域感

③軟部組織性
筋や軟部組織が伸張されたり挟まれることで生じる最終域感


この3つを感じながら関節運動を行うだけでも制限となっている組織の情報を得ることができます。

さらにこの感覚(特に②,③)はエンドフィールだけでなく関節運動の途中でも感じることができます。

同じ股関節屈曲角度が120°でも、組織の緊張が40°で感じられる患者さんと100°で緊張が感じられる患者さんとでは制限因子となる組織が違います。

この違いが感じられるかどうかによって関節可動域制限に対して適切にアプローチできるかどうか、評価・治療のスピードが格段と上がります。

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