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姿勢を評価する上で欠かせない筋による抑制機能

姿勢を評価するための基本的な考え方

臨床上、姿勢や運動パターンを評価していくと思います。
その中でも、関節が変形した方や、それに伴う全人工関節置換術や脊椎固定術なども臨床上、多く出会うと思います。

関節の構造上の変性・損傷は、関節を不動化し、筋を弱化させ、さらに関節変性を進行させるといった悪循環に至っていることが多いです。

この状態が続くと関節由来の筋抑制が働いてしまい、関節周囲の筋力は著明に低下してしまいます。そんな身体環境での手術は、痛みを軽減させて、構造上の機能は回復しますが、筋力は回復しません。

たとえば、全人工股関節置換術に至っては術後2年間は80%の筋力が低下してしまうといわれています。つまり、術前後では筋力低下は進行し続けることになります。

筋力が低下してしまったことで、保持できなくなった姿勢を保つために代償的に硬めている筋は緩めてしまうと、負担は減るため楽になった感覚にはなりますが、根本解決にはなりません。

むしろ、不安定性を助長させることになり、筋の過活動に繋がることもあります。筋が硬いのか、筋を硬めているのかでは対応方法は異なります。

姿勢が悪くても痛みのない方や生活制限を生じていない方も多くいます。手術既往や関節変性の有無に限らず、評価は筋との関係性を姿勢や運動パターンから考察することが大切です。

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