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股関節の体重支持機構と骨盤・脊柱との関係性

体重支持機構としての股関節

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股関節は骨盤を通して体幹と下肢を繋ぐ関節であり上半身の体重を下肢へ、足部からの反力を上半身へと伝播する機能があります。特に体重支持において大腿骨近位端の海綿骨の層である骨梁を形成することで対応しています。

圧縮に対して骨頭を縦方向に走る骨頭縦走骨梁が対応しており寛骨臼上縁から大腿骨までの骨盤前骨梁とつながっています。

筋による臼蓋方向への圧縮に対しては骨頭を横方向に走る骨頭横走骨梁が対応しており恥骨櫛から寛骨臼までの骨盤後骨梁とつながっています。

外転筋による引張力に対しては小転子から大転子へと走る転子部骨梁が対応しています。
また、大腿骨頭と骨盤臼蓋からなる関節です。

関節の自由度は3度で多方向への運動が可能ですが骨頭の2/3は臼蓋にはまりこんでいるため同じ自由度3度の肩関節に比べて安定しています。この安定性には靭帯と筋が関係してきます。

股関節伸展方向には腸骨大腿靭帯、内外旋や伸展方向には坐骨大腿靭帯、外転方向には恥骨大腿靭帯が制限をかけています。
股関節は安定している分、肩関節ほどの可動域はありません。

股関節の純粋な可動域は90°程度です。
残りの30°は骨盤や脊椎の代償によって角度を獲得しています。

骨盤や脊椎の代償がなくなると股関節はインピンジメントを起こし関節唇や軟骨に損傷をもたらすと言われています。
また、自由度が高いため肢位によって筋の作用が変わります。

梨状筋は中間位では外旋筋ですが股関節屈曲位においては内旋筋として働きます。

このように骨盤や脊椎と連動して動作が遂行され、筋の作用も肢位によって変化します。

ADL動作やスポーツ動作は中間位以外にも様々な姿勢で筋が作用してきます。

筋の走行をイメージし肢位によって筋と関節の位置関係がどのように変化し筋を作用させることでどのような運動になるのかを考えることが大切です。

 

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