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【運動連鎖】その動きには利点もあれば欠点もある

その動作を安易に変えていいのか?

臨床において、膝痛などと関わる方も多いと思います。

しかし、中にはレントゲン上、変形がさほど進んでいない方もいます。

その場合、機能代償として膝を屈曲していることも少なくありません。

機能代償とするなら、利点があるから、膝を屈曲位にする方が何らかの都合が良くなっています。

膝関節を屈曲させる下半身重心の前方に向かいます。

下半身重心が前方化すれば、歩行時の蹴り出しの推進力を得ることができます。

このような動作における利点があるため、膝関節での戦略を選択しています。

欠点としては、膝を屈曲位で制御しなければいけないため四頭筋や下腿三頭筋などの持続的な筋収縮が求められ、筋痛などが生じる場合もあります。

つまり、膝関節が屈曲しているからと言って伸展させることを短絡的に行うと反って歩行推進力が低下し、歩行効率は下がってしまい、それを補おうとより四頭筋などが過活動を起こしてしまう場合もあります。

単純な筋痛であれば四頭筋などを緩めれば改善することもありますが、機能代償の場合では、それだけでは改善しません。

股関節伸展要素がなければ蹴り出しは不十分になりますし、体幹が安定していなければ身体重心を制御できません。

これだけが、原因ではありませんが、関わる方の動作がどのような利点があるため、現状の動作に至っているかを考えるだけでもセラピストが何をすれば良いか見えてきます。

動作を分析する際は利点と欠点を把握することが必須です。

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