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【運動連鎖】歩行時に見落としたくないウィンドラス機構による足部安定

足部異常を見極めるために知っておきたい運動連鎖

ーーーウィンドラス機構(WM) とは, 足指背屈により内側縦アーチが拳上し,蹴り出し時の推進力を生み出す機構である。(引用:高林 知也ら 『歩行速度の変化と足部ウィンドラス機構の関連性について』 第50回日本理学療法学術大会)

といわれています。

ウィンドラス機構は、足趾が背屈することで作用します。

歩行時にはウィンドラス機構が働くことで内側縦アーチが挙上し、テコとして作用するため、身体重量を支えながら推進できています。→くわしくはコチラをごらんください

足趾が背屈すると、中足趾節間関節と踵骨を繋いでいる足底筋(腱)膜が緊張し、足背が上方へ持ち上がりアーチが高くなります。

この機能は歩行時における立脚初期から後期にかけて生じており、後期で最も強く働きます。

通常、体重をかけるとアーチは潰れますが、歩行時にウィンドラス機構が作用していることで剛性が高まり、潰れずに荷重応答が行えます。

もし、ウィンドラス機構が作用していなければ、アーチが潰れ、足部は不安定となり扁平足などに繋がってしまいます。

扁平足になると荷重点が定まらず、膝や股関節、母趾などにも影響を来すリスクが高まります。

そのため、ウィンドラス機構は、衝撃吸収や足部の安定化にも関与していますが、動作が不安定にならないように荷重連鎖を成立させる役割も果たしています。

しかし、注意しなければいけないのは足趾荷重下で体重を支持している状態でウィンドラス機構が働いていなければならないということです。

上記のように足趾がCKCの場合、機能的になりますが、立位時などから足趾が背屈していると立位保持をウィンドラス機構に頼っていることになります。

その場合、下肢でのバランス戦略ができず、姿勢を崩すことで生じる初動作が起きず、努力性となります。

臨床では、ウィンドラス機構が適切な場面で使用されているか否かを判別し、足部異常の有無を見極めていきます。

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