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【運動連鎖】姿勢から紐解く上行性運動連鎖〜足部と全身の関係性〜

局所と全体の運動連鎖の関係までも考慮する

臨床において姿勢を評価する際、運動連鎖をイメージして分析していく方も多いと思います。今回は仮に、立位姿勢において足部からの上行性運動連鎖を考察してみます。

足部が回内すると下腿や大腿は内旋し、さらに股関節は屈曲内転内旋方向へ向かいます。そのため、足部のアライメントを正し、メカニカルストレスや動きの改善を図るように介入することもあると思います。

しかし、それを機能障害と判断し足部回内を修正するように介入したとき、姿勢が修正されたことによって機能の改善が図れた場合は良いですが、改善しない場合はまた別の視点でも診ていかなければなりません。

足部回内角度が増えると重心線が外側へ偏移するため、立ち直る反応が優位となり、足部が回内しているとしても従来の運動連鎖が生じなくなります。

つまり、支持基底面に収まるため重心線を正中に保とうとする反応が強くなるため、運動連鎖反応とは異なってきます。

その場合、足部が回内してることを修正するようなことを行っても、機能障害が改善しないことにも繋がってしまいます。

運動連鎖を考慮し介入する上で、局所的に関節を捉えてしまい、そこだけの判断で他部位の関節の状態をイメージしてしまうと、どうにか保てている姿勢を崩してしまいます。

さらには反って姿勢制御機能までも崩してしまうこともあります。

それを理解、解釈するためには運動連鎖の診方・姿勢の診方・動作分析の診方が求められ、各々を細かく関係的に診れることでより正確な判断、アプローチを選択することができます。

局所的に診ることも大切ですが、全身との関係性を見出だし、それが関節機能的にそのような反応が出ているのか、あるいは姿勢制御的にそのような姿勢で保持しているのかを評価できることが大切です。

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