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【肩関節】機能的な肩関節に必要な「肩甲骨」と「脊柱」の関係

肩関節障害のみかた

肩関節に障害を持ったクライアントに対して治療を行うとき、あなたならまずどのような評価を選択しますか?
肩関節をひとつ切り取っても、「肩甲上腕関節」や「肩鎖関節」なども診ていかなければなりません。

その中で、まず最初にやる評価といえば肩甲上腕関節や肩甲骨の動きの評価が一般的かと思います。

では肩甲骨の動きに関係していることにはどのようなことがあるのでしょうか?

鎖骨や胸骨との関係ももちろんありますが、今回は脊柱との関係に注目します。

肩関節と脊柱の機能解剖学

脊柱は頚椎、胸椎、腰椎、仙椎からなりそれぞれが前弯、後弯しS字上のカーブを描きます。

脊柱の機能は脊髄の保護や座位や立位において体幹を支持するなどさまざまな機能がありますが、肩甲骨との関係から考えるとアライメントが重要になります。

菱形筋や僧帽筋など肩甲骨に付着する筋の起始は脊椎であることが多く、脊椎のアライメント不良により筋長が変化し筋出力の低下に影響してきます。また、胸椎の後弯が強すぎると肩甲骨が前傾しやすくなります。

その場合、胸郭上を肩甲骨が滑りにくくなったり、肩甲骨上方回旋が出にくくなり肩関節の可動域制限や筋出力低下に関係してきます。

運動制御でいうと、肩関節外転時は予測的姿勢制御として対側の腹斜筋が活動しますが、脊柱機能低下により胸郭の可動性が低下し腹斜筋の収縮が乏しくなる可能性があります。

このように骨や筋、運動制御など様々な面で脊柱の機能異常が肩関節に影響してきます。

また、脊柱は呼吸機能や体幹機能にも関係しており、これらの改善によって肩関節が機能改善することも臨床ではよく経験します。

臨床における一つの視点として、ぜひ評価やアプローチに取り入れてみてください。

参考文献


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