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徒手療法で効果を引き出すための触診技術とは?2つのポイント徹底解説!

なぜセラピストによって効果に差が出るの?

徒手療法には筋膜リリースや関節モビライゼーション、内臓マニピュレーションなど様々な手技があります。どの手技も有益なもので患者さんに合わせて選択する必要があります。手技の選択も大切ですが、同じ手技を施行してもセラピストによって効果に差があることを実感したことはありませんか?

特に徒手療法は触診による患者さんの状態の把握、狙った組織の操作やリリースなど主観的な評価・治療が主です。そのため、徒手療法には触診技術と知識が必要でセラピストの能力により差がでますが、ちょっとした意識の仕方や知識の違いで徒手療法の効果は数倍上がります。

今回は徒手療法の中でも関節モビライゼーションを中心に『骨操作の仕方』『関節へのアプローチで必要な考え方』について記載します。

骨操作に大事なのはズバリ〝意識〟!?

骨操作の仕方で重要なことは〝意識〟です。

『意識』という言葉は様々な意味を持ちますが、ここでは、得たい情報についての情報処理を強化し対象についてより多くの情報を取得する一方、その他の対象についての情報を抑制するということです。

つまり〝注意を向ける〟〝フィルタリングする〟ということです。

徒手療法においてセラピストは患者さんの皮膚や衣類からでしか組織の情報を得ることができません。筋膜リリースにしても、関節モビライゼーションにしても、厳密には筋膜や骨に直接触れているのではなく意識を骨や筋に集中させているのです。

骨を意識する=骨に注意を向けるためには骨の質感を知ることが必要です。そのためには、様々な層の骨を触り分けなくてはなりません。肘頭などの表層にある骨、腰椎椎体などの深層にある骨など…層によって感じ取ることができる組織の質感が変わります。

これはひたすら触るしかありませんが、何も考えずに触るのと層別に触り分けるという意識で触るのとでは徒手療法技術アップの度合いは雲泥の差です。

知ってるようで使えてない?凹凸の法則

触診に必要な凹凸の法則
徒手療法(特に関節モビライゼーション)において関節へのアプローチに必要な考え方は『凹凸の法則』です。

学生時代に国家試験の勉強で出てきたような…出てきてないような…。関節の動かし方には『転がり』『滑り』『圧縮』『牽引』があります。関節には必ず凹凸があり、関節の『滑り』の動きを関節の凹凸と運動方向によって分類したものを『凹凸の法則』といいます。

まず、操作する関節の骨が固定されている側と運動する側に分けます。

固定されている側が凹で運動する側が凸の場合(凸の法則)
→関節が運動する反対側に骨は滑ります。
固定されている側が凸で運動する側が凹の場合(凹の法則)
→関節が運動する同側に骨は滑ります。

凹凸の法則に則って関節モビライゼーションを実施することで、正常の関節運動を促すことができ、より関節包や靱帯など軟部組織のリリースや副運動を効果的に引き出すことができます。

徒手療法に必要な感覚は人間、誰もが生まれ持ったものであり、効果に差が出るのはちょっとした意識の違いや関節の動かし方を知っているかどうかだけなのです。

参考文献


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