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【運動連鎖】歩行を勉強したい人向け。ロコモーターユニットとパッセンジャーユニットを説明します。

突然ですが、ロコモーターユニットとパッセンジャーユニットという用語をご存知でしょうか?

歩行を理解する上では重要であり、機能的単位として使われている言葉です。

今回はロコモーターユニットとパッセンジャーユニットについて、臨床に活かせるポイントを解説します!

ロコモーターユニットとパッセンジャーユニットとは!?

まずは言葉の意味について学んでいきます。

ロコモーターユニット
下半身や動作を行う上での骨盤、両下肢のこと、歩行で直接的に関係があるもののことを指します。
言葉を直訳すると「loco moter=歩行運動(loco=機関車 moter=エンジン)」です。

パッセンジャーユニット
上半身や動作を行う上での体幹、両上肢のこと、歩行で間接的に関係があるもののことを指します。
言葉を直訳すると「passenger=荷物」です。

この2つがうまく相互に影響しあうことで歩行は成り立っています。

要するに、相互のバランスが重要であり、上方にあるパッセンジャーがうまくバランスが取れてないと下方のロコモーターは過剰に働くため、下肢の筋力を過剰に働かせる必要があります。

反対に、うまくバランスがとれていればロコモーターは最小限の力で働くので、例えば歩行しながら上肢を使って何か作業することが可能になります。

例を挙げると、歩き始めてままならない小さな子供の歩幅は狭いと思います。

体幹の筋力やバランス能力が少ないと下肢の筋力を働かせて歩きます。これは高齢者でよく見られる円背姿勢の方でも同じことです。

渋谷や新宿を歩く若者は歩くのが早く、歩幅も大きいと思います。体幹の機能があり、最低限の力で歩くことができるためできることなのです。

つまり、歩幅を大きくするためにはパッセンジャー機能=上半身の機能が大切なのです。

臨床との接点は?

次は臨床的に考えていきましょう。

歩いて腰下肢痛がある方がいて、下肢に介入してもあまり変化がない方など経験がある方は多いと思います。

足関節の背屈や股関節の伸展に対してアプローチをしても変わらなければパッセンジャー機能の姿勢保持がうまくできていない可能性もあります。

特に多いのは脊柱の不安定性です。

高齢者で多い円背姿勢の方は、股関節周囲の筋が良姿勢の方より筋緊張が高くなるという報告もあります。

歩行時に痛みを多く訴える人は多いと思います。局所的にアプローチすれば治る方もいますが、全体的なアプローチをしないと治らない方もいます。

そのためにもこれらの機能について理解をしていくことが大切です。

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