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セラピストが無意識的に陥る罠

臨床で患者さんの身体を評価する際に、患者さんの足元に立ちながら患者さんの右足をセラピストは左手で、患者さんの左足をセラピストは右手で把持する場面があるかと思います。

またある時は立ち上がりや歩行のハンドリングをしながら、治療を含めた動きの評価を行う場面もあるのではないでしょうか。

このような場面において、セラピストは手から入力される情報に基づき主観的な評価を行っています。

「この患者さんは左下肢の緊張が強いな」
「この人は立ち上がる際に右の肩甲帯の緊張が強まりすぎるな」など、

身体の状態をコンタクトした手から読み取ることがあります。

しかし、このように「触診」を介した評価をする場合に気をつけなければならないのは「患者さんの状態をそのまま受け取れているか」ということです。

例えばセラピスト自身の上肢の緊張に左右差があれば、患者さんを触れながら得られる情報に自身の緊張の左右差が加わり、正確な情報をキャッチできないことがあります。

そのようなことが起こらないようにするためにも、セラピストは自身の手の左右差を極力なくしていくようなコンディショニング、ケアが必要になってきます。

9-13

 

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