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“Head Control”から動作が始まる運動安定化要素

安定した動作とHead Control(ヘッドコントロール)

 

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Head Controlは様々な動作において先行して起こります。

Head Controlは頚長筋などの椎前筋群の作用による上位頚椎の屈曲によって生じます。

そのため、上位頚椎の屈曲が生じず、下位頚椎が屈曲してしまうと上位頚椎は伸展位となり、体幹の腹側筋群ではなく背側筋群がセットされてしまいます。

そうなると屈曲から始動する寝返りや起き上がりは過活動もしくは代償動作が強まります。

寝返りや起き上がりでHead Controlが起きないと臥位からの抗重力活動が生じません。

抗重力活動が生じないと頭部の重量を胸郭で支えきれず胸郭の浮き上がりが生じてしまいます。

この胸郭の浮き上がりは横隔膜のアライメントを崩し、インナーマッスルの活動を低下させます。

また、胸郭の浮き上がりは連鎖的に腰椎の前弯や股関節屈曲位などを助長するため、体軸内回旋が努力的になってしまいます。

つまり、動作に先行して上位頚椎のわずかな屈曲が生じることで、上部体幹から下部体幹へと筋連鎖が起こり、安定した動作へと繋がります。

片麻痺や痛みのある方などはこのHead Controlが正しく起こっていないことが認められることが多いです。

Head Controlは発達段階でも早い時期に獲得されるため、ヒトには重要な運動安定化要素となります。

寝返りや起き上がりを観るときは頭頚部の動きが全身に対してどのように関連付けられているか、頚長筋が働くための筋間協調性が保たれているか評価することが大切です。

 

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