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肩甲上腕リズムの破綻はなぜ起こるのか

原因の一つは「〇〇筋」の短縮

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上肢挙上時における上腕骨と肩甲骨の連動した動きは、円滑な挙上動作において重要なポイントになります。

この上肢挙上時に肩甲骨の運動が伴う現象を「肩甲上腕リズム」と言います。

そしてこの肩甲上腕リズムの破綻がインピンジメント症候群の原因となることが多いとの報告も見受けられます。

Scapula Dyskinesisという概念では肩のインピンジメント症候群の要因として肩甲骨の異常運動が認められることが多いと提唱し、

その原因の一つに「小胸筋の短縮」を挙げております。

小胸筋が短縮すると肩甲骨は前傾・下方回旋するため、上肢挙上時に必要な後傾・上方回旋の動きの妨げになります。

これはつまり正常な肩甲上腕リズムの破綻の原因になります。

高齢者では円背姿勢の方が多く、その影響であるかは定かではありませんが小胸筋が短縮している人が多い傾向である印象を受けます。

円背になると胸椎の後弯に伴い肩甲骨が前傾してくるため、小胸筋は短縮することが考えられます。

高齢者は若年者と比べ、肩外転時にける肩甲骨の動きが小さいという研究報告があることからも、

円背姿勢と小胸筋の短縮、肩甲骨の異常運動には関係があることも推測でき、臨床のヒントとなるのではないでしょうか。

肩のインピンジメント症候群の患者さんを診る際は、肩甲上腕リズム(正常な肩甲骨の運動)があるかを確認し、

評価・治療を進めることで、良好な結果に繋がるかもしれないですね。

 

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