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【保存版】筋硬結?筋攣縮?筋緊張?これらの違い、わかる?


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筋硬結、筋攣縮、筋緊張の違いってわかりますか?

なんとなく、筋硬結は凝り固まってるとか筋攣縮は痛いとか筋緊張はずっと収縮してるとかはよくある話です。

臨床でよくこの言葉達は出てきますが、生理学的にどう違うのかわかりにくい部分ではあると思います。

この記事では、筋緊張、筋攣縮、筋硬結のそれぞれの違いを生理学で説明していきます!

ただ、様々な諸説があり、はっきりとしたものはありませんでした。ですので参考程度にしていただけると幸いです。

筋硬結とは

筋硬結は持続的な筋収縮でなるといわれています。

ただしはっきりとした概念はありません。

直訳英語もなく海外ではtenderness stiffness=圧痛硬結などと言われているそうです。

言葉の意味から考えると、硬結の意味としては筋などの組織が外傷等によって出血し、充血を起こし硬くなることを指します。

筋も緊張や筋力トレーニングなどで起きる微細な損傷を繰り返すと、そこで何度も再生と破壊を繰り返します。

軟部組織の治癒過程から繊維芽細胞等が集まり、肉芽組織を作っていきます。

その後、架橋形成になり、組織が硬くなっていきます。

組織が硬くなれば血流は滞り発痛物質が作られ痛みが生じます。

筋攣縮とは

筋攣縮(別名:筋スパズム)=muscle spasm→局所的で持続的な筋緊張亢進状態

攣縮という言葉を調べると痙攣状態の収縮のことを指しているようです。

つまり、不随意的な収縮(=痙攣)が持続的に起きているということです。

架橋形成などの筋の短縮は起きていないが、筋の緊張によって短縮しています。

筋緊張が続く(=筋収縮が続く)と、筋内の血管が圧迫され祖血状態になります。

そうすると発痛物質(ブラジキニンなど)が作られ、痛みが生じます。

また攣縮は遠心性収縮で起きやすいと言われているため、姿勢を保つために使われる僧帽筋や腰の筋がなりやすいとされています。

筋緊張とは

筋緊張=muscle tone→筋が持続的に収縮すること

筋緊張は中枢神経系のコントロールの障害で起きています。

中枢神経系(上位運動ニューロン)での障害か抹消神経系(下位運動ニューロン)での障害によって分けられます。

筋緊張には大きく分けて亢進状態と弛緩状態があります。

亢進状態は上位運動ニューロンのトラブルで下位運動ニューロンに命令がいかなくなります。

何かしらの刺激で筋が引き伸ばされる(腱を叩くなど)と、筋が切れそうだと感知して筋紡錘からⅠa繊維を介して脊髄前角でα運動ニューロンに指令がいき、筋が収縮を行います。

これが伸張反射ですね。

それをうまく脳がコントロールするのですが、痙性の場合はそれができず、持続的に伸張反射が続きます。

麻痺としては痙性麻痺です。

弛緩の場合は下位運動ニューロンのトラブルで筋の収縮を行うことができず、脳からの命令を送っても伝わらない状態です。

この状態が続くと筋は萎縮していきます。

麻痺としては弛緩性麻痺です。

これらのメカニズムは臨床でも多く見られると思います。

筋緊張の障害は亢進で痙性であれば折りたたみナイフ現象が代表的ですね。

弛緩性では線維束性収縮という不規則に収縮を起こす症状があります。

評価としてこのような症状以外に腱反射やBrunnstrom stage、感覚検査等を行う必要があります。

最後に

臨床の場面ではこれらの言葉に多く遭遇すると思います。

しかし間違えて使われていたりすることが多いかと思います。

まだまだわからない部分が多いところですが、言葉の意味を知り、きちんと使い分けることが大切です。

参考文献



文責:松本渉(臨床の学校)

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