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【保存版】基礎から学ぶ「腰方形筋」解剖学シリーズ #5


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人体に方形筋と呼ばれる筋は大腿方形筋、足底方形筋、そして腰方形筋があります。

それぞれの方形筋の特徴として四角形に近いような筋の形をしています。

もちろん腰方形筋もそのような形をしています。

腰方形筋は代償動作で使用されることが多く、痛みを引き起こし腰痛を引き起こす筋として臨床でも関わることが多い筋肉の一つです。

今回はそんな腰方形筋の謎を探っていきましょう!

今回の記事では

・腰方形筋の解剖
・腰方形筋の作用について

を紹介しています!

では早速、腰方形筋の解剖から学んでいきましょう。

腰方形筋の謎を探る

まずは腰方形筋の基本情報からおさらいしていきましょう。

上のイラストでわかるように浮遊肋とも呼ばれる第12肋骨の下縁、第12胸椎の横突起、第1〜4腰椎の肋骨突起に付着して腸骨稜までいきます。

外側繊維、内側繊維を合わせてみると四角形に見えるのが確認できると思います。

筋肉は3Dで覚えておくと、臨床でも役に立ちます。なので腰方形筋の水平面はどうか、確認していきましょう。

上のイラストは第3腰椎の高さの水平面です。

脊柱起立筋の深層部にあるのが腰方形筋です。

こうみると平べったい筋だということがわかります。

また深層にあることも確認できますね。

腰方形筋は解剖学上、後腹壁の筋として考えられています。

腰方形筋は内側繊維と外側繊維に分けることができます。

内側繊維は腰椎横突起から腸骨稜に付着する繊維、外側繊維は第12肋骨から腸骨稜に付着する繊維です。

ではどう役割が違うのか外側繊維、内側繊維のそれぞれの作用ははっきりしてません。

ただある研究で“腰痛患者で前屈動作20度の時点では腰方形筋外側繊維が筋厚の数値が増大、腰方形筋内側繊維は前屈角度が大きくなるほど筋厚は減少した”と報告しています。(※松岡健ら 2008 参考)

最近は超音波検査装置での研究も多く、今後作用がだんだんとわかってくるかもしれませんね!

腰方形筋の作用とは一体?

簡単にいうと、腰方形筋は両側働くか、片側のみ働くかで作用が変わってきます。もう一度抑えておきましょう。

〜腰方形筋の作用〜
両側作用の場合
・腰部伸展
・腰椎の垂直方向の安定(腰仙椎移行部含む)
片側作用の場合
・腰部側屈
・片側骨盤の挙上

臨床上、よく見られるのは腰方形筋の片側収縮による片側骨盤の挙上です。

これは“hip hiking”(ヒップハイカー)と言います。

装具を着用した歩行をした時や脳卒中の方が遊脚期に代償動作などで起こる現象ですね。

これは足が床に引っかからないように代償で腰方形筋を片側収縮させて遊脚期に骨盤を挙上させて歩行を行います。

もし、脳卒中患者で腰方形筋が原因で腰痛があると訴えた方がいたら、歩行の遊脚期を評価して股関節屈曲筋が働くようなリハビリを行い、腰方形筋への負担を無くしていくことも大切です。

別の腰方形筋作用として、深層にある筋でもあるので動かす作用とは反対に腰椎を安定化させる作用も持っています。

つまり生活の中で使う場面が多いということです。

これだけ使う場面が多いと腰痛の原因となりやすいですよね。

今日はここでおしまいです。

まだまだ未知の世界にある腰方形筋。

治療するためにも触診が重要だと思うのでしっかりここで腰方形筋の知識を再確認しておきましょう。

参考文献




文責:松本渉(臨床の学校)

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