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【保存版】基礎から学ぶ「最長筋」解剖学シリーズ #6

いきなりですが、最長筋ってどこにあるかわかりますか?

最長筋と聞いて、起始停止や役割を説明できる人は少ないかと思います。

なぜなら、最長筋は「脊柱起立筋群の一つ」として見られていることが多いからです。

普段何気なく言葉として使っていることが多いと思われる脊柱起立筋群も、細かく分けると3種類9つの筋肉に分けられることになります。

今回はこの9つある脊柱起立筋群の一つである、最長筋についてお伝えしていきます。

今回の記事では、

・最長筋の解剖運動学
・最長筋はいつ働いているのか

をサクッと学んでいきましょう!

最長筋の解剖運動学

まずは最長筋の基本情報から。

基本情報だけでなく、どこがどこの筋繊維かもイラストを見て確認しておきましょう。

最長筋は上のイラストでもあるように頭最長筋、頸最長筋、胸最長筋の3つの繊維に分かれたものを総称して言っています。

脊柱起立筋群では最も大きく、最も発達した筋肉です。作用に大きな差はありません。

最長筋の両側働けば脊柱を伸展させ、片側であれば同側への側屈、回旋作用があります。

回旋のメカニズムはわかりにくいかもしれませんが、頭最長筋がわかりやすいのでイラストで確認しましょう。

頭最長筋はC4~Th3の横突起、C4~C7の前結節から起始し、側頭骨の乳様突起に付着します。

これを収縮させると頭部は外旋するのがわかります。

最長筋はいつ働くのか

最長筋が単独で働くというよりかは脊柱起立筋群として働くことが多いです。

そのため、今回は脊柱起立筋群としていつ働いているかを説明します。

脊柱起立筋群は抗重力筋として日常生活の歩く、立つ、座るなど多くの場面で活動しています。

歩く場面では慣性の法則によって体幹が前に行く力を制御してるのは脊柱起立筋群だと言われていますね。

そもそも抗重力筋とは、「重力に対してその姿勢を保つために働く筋肉」のことを指します。

脊柱起立筋群の他にハムストリングスやヒラメ筋、腹筋群、胸鎖乳突筋などが存在します。

普段から使われることが多い筋なので過剰に働くことで腰痛となってしまうケースも少なくありません。

腰痛と最長筋の関連性の研究では腰痛がある方は小さい傾斜角度でも最長筋の筋硬度は高くなり、過剰に働いていることが報告されています。(※起立傾斜角度による腰部最長筋の筋硬度変化 吉村和代ら 2009)

実際にこのことから最長筋が腰痛を引き起こしている筋とまではわかりませんが、過剰に働くことで痛みを引き起こす可能性は高いと思われます。

次は高齢者の場合です。

年をとっていくと、骨密度や筋力は低下していきます。

これにより円背(猫背)が作られます。

そうなると脊柱起立筋群も低下していきますが、歩行の中では脊柱起立筋群がよく働きます。

これは低下する筋の中でも筋萎縮を引き起こしやすい多裂筋の代償として脊柱起立筋群が過剰に働くことが推測されます。

また、円背の姿勢を保つために脊柱起立筋群が良く働くことも考えられますね。

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